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歴史・伝統


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佐久島では長年に渡って離島独自の風習が守られてきました。しかし近年、それらも姿を消しつつあります。島ならではの伝統や風習を若い世代の島民自ら再確認し、島の文化を生き生きと蘇らせたい…そんな想いからこの企画が生まれました。お年寄りの語りの映像をまじえながら、島のユニークな年中行事を紹介していきます。

「島の生活展」レポート

【と  き】2002年7月~10月末
【と こ ろ】弁天サロン/屋根裏の間
【主  催】島を美しくつくる会/いにしえ分科会
【料  金】無料

佐久島を駆け抜けた時の軌跡を
静かに物語る民具たち
大正~昭和の時代にタイムスリップしたかのような、どこか懐かしい空間…。その時代を体験した人もそうでない人も、会場を訪れた人はみな、そんな想いにとらわれたのではないでしょうか。それは、佐久島という島全体が今なお昔ながらの姿をとどめているからだと思います。つい昨日までこの民具たちが、浜辺や庭先でカタコト音を鳴らしていたような気がするのです。もちろん実際にはこの島の時間も確実に流れ、漁具や農具も機械化が進んで、普段これらの民具は蔵や廃屋の片隅で眠っています。久々に日の目を浴びた彼らは、静かに、かつ雄弁に、いろいろなことを物語ってくれました。機械化や合理化によって便利になったこと、逆に失われてしまったもの、かつての苦労、その苦労の上に成り立っている現在の暮らし…。たとえば漁具の「イシコとりマンガー」は戦後の食糧難の折に使われたもので、ヒトデやイシコなど畑の肥料になるものなら何でも捕ったといいます。道具を眺めているうち、私たち若い世代の島民の脳裏にも、島に流れた時間とできごとが浮かんできました。訪れた人々にも同じような想いを感じていただけたのなら幸いです。

島民展から
●お知らせ「島の風習展」
●お知らせ『貝紫と染』展

●リポート『日々の美』展
●「弁天様の誘い」リポート
●「弁天様の誘い」展
●「海の男・船頭重吉展」リポート
●海の男、船頭重吉展
●船頭重吉漂流之物語
●島の祭り展リポート
●島の祭り展
●いにしえの踪跡展リポート
●いにしえの踪跡展
●佐久島百景リポート
●佐久島百景
●島民展 島に残る民話展
●島に残る民話展リポート
島民展の歩み2000
1・佐久島の歴史文化展
2・佐久島の漁業史
3・農業と暮らし展
4・島にある指定文化財