島民展
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【開催期日】
平成12年12月9日(土)
~平成13年1月31日(水)
【主催】
島を美しくつくる会 伝統・歴史分科会
【場所】
弁天サロン(屋根裏の間、創作の間)
【同時開催】第2回佐久島写真撮影会「落陽の日々」作品展
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佐久島では古来の儀式の様相を色濃くとどめる祭りの数々が継承されています。今回の企画では、祭りの紹介だけでなく、それらがどのように伝承されてきたかをまとめ、そして今なお生活に根差したものとして生き続けていることを表わしたいと考えました。口伝えで今日まで残る太鼓や神楽、盆踊りの唄など、島独自の伝統を次世代に残し、これからも多くの人々に伝えていきたいと思います。 |
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祭りに使われる太鼓 |
八日講まつりや神楽に使われる装束など |
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御神燈を並べて祭りの雰囲気を表現 |
神楽に用いられる神具 |
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祭りの様子をパネル写真で展示 |
はやし太鼓の字ごと(楽譜のようなもの)を展示 |
主催者リポート 「島の祭り展を終えて」
この展示は、『祭り』という言葉を聞いて現代の人々が連想しがちな“お祭り騒ぎ”とはひと味違う、祭り本来の“奉る”ことの意味、そしてそれらが古来より綿々と伝えられてきた真意を感じ取っていただきたいという思いから企画したものでした。見る人の祭り事に対する思い入れの違いや嗜みの有無によって反響は様々で、島外の来館者からは「祭りに対して厳粛なイメージを初めて抱いた」という感想が寄せられ、奉納の概念を理解していただけたようでほっとしています。また島民の反響も意外に大きく、「現代ではともすれば忘れがちになる神々への信仰を再認識させられた」という声を多く聞き、この展示を機に今後の島の祭りに古式ゆかしい雰囲気が蘇ってきそうな、ほのかな期待と喜びを感じました。 |
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